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コーナーでの両足と外足の考え方

route-okp.com 2014年9月3日の投稿を一部変更し再掲したものです。

スクールなどで「コーナーの時の足はどうする?」って質問をよくいただきます。
特にバンクなどでは悩む方が多いようです。

いろんな人がいろんなことを考えてると思うので、僕はこう考えてますよってことでひとつよろしくお願いいたします。

■ コーナーリング中に自転車+人間に発生する力

また、人間にかかった力は、自転車(に接している個所)を通じて地面(接地点)に伝わります。

まず、「人間」への力を図にするとこんな感じかな。

次に自転車から見たらこんな感じ。

「反力」ってのは「押す力を支える力」みたいなものです。
自転車の重量はここでは端折りました。
あと、実際にはハンドルなどにも荷重が分散するのでこの図は「BB付近の断面図」そして主に「後輪」のことだと思って下さい。
あと、ペダルに伝わった人間からの力は、車軸を介して接地点に伝わりそこにはまたちょっと面倒なことがあるのだけど説明すると長いので割愛。(図からも割愛)

以下、コーナーでの外足と両足の場合の利点についてまとめ

■ 外足・両足それぞれのメリットとデメリット

■ で、結局どっちがどうなの?という話

ここまでを踏まえ、コーナーによってどう使い分けるか
(原則・個人的な使い分け)

もう一つ、自転車に因る使い分け

という具合に使い分けます。

■ では、バンクではどうするか?

バンクではどちらも使うことができます。
それぞれの利点と弱点は、上に触れた事とほとんど変わりません。

ただ、一つ大きく変わることがあります。
それは外に向かう力をバンクが「受け止めて」くれることです。

受け止めてくれるということは滑る心配がないので、よりスピードをあげてコーナーを曲がることができますね。

(スピードが上がれば図よりも自転車は傾きますね。支えるために。外向きの力は自転車に対して縦向きの力?に転嫁される)

あと、フラットコーナーでは、ちょっとづつ横に滑ることで横向きの力を「逃がして」いますが、バンクではその逃がしていた力も受け止めてしまいます。
地面への圧力が増える=地面からの反力も増えて、最終的にはライダー自身への反力となります。
つまり、強く遠心力を感じやすくなります。

遠心力が上がった上に、身体に返ってくる力も増え、身体(特に体重の多くを支える足)は大変ですね。
もちろん足が1本よりも2本の方が力が分散してそれぞれの筋肉が楽になります。

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以上、簡単に説明してみました。
コーナーについて考える端緒にでもなればと思います。

それぞれのデメリットは「テクニック」で軽減することができます。
また、メリットであることも「過ぎる」と返って抵抗になるので、加減が必要ですが、それもまた「テクニック」ですね。

 

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