7月の寺子屋のレポートです。
天気危ぶまれましたが、なんとか午前・午後ともに無事開催。
ものすごく蒸し暑かったけどね。。。
新しい参加者さんもいてちょっとバタバタもしたけれど、それぞれにそれぞれの課題の上達もしたし理解も進んだように思います。体感的に。
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午前午後ともに初めての方がいたので、最初の準備運動しながらライディング中の体の使い方や意識の剥けるところなどのお話を普段よりみっちりと。
自転車に乗るといっても動くのは自分の体なので、ちゃんと意識して動ける必要がありますよね。
で、自転車使った準備運動としてまた『障害物一本橋』を。
このところは毎回これ(笑)
最初、狭い幅(30cm)の板の上から一本橋スタート。
この時にバランスを崩さないように、自分も一緒に前に出る意識が必要です。
→参考:「加速」と「身体と自転車のズレ」
そのあとの凸凹に関しても、いちいち何かしようとせずただただ踏み潰していきます(笑)
『ハンドルの上から手を置いて』、その上(空中)にちょこんとアタマ(あご)を置いておくような感じです。
ちょっとだけ姿勢を低くし、走ってる間はその高さがあんまり変わらないようにするのがミソ。
普段意識しないことなので思ったよりもできなかったりしますが、慣れてしまえばどおってことない内容ですよ。
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さて、個別のことへ。
今回初めての方で、準備運動の続きで『8の字』を。
曲がることの基本ですが、ハンドルをグッと “握らない”ために、親指だけひっかける感じで手を『パー』にしてます。
普段は見本として僕がやるだけなんですが、自主的にチャレンジしていただいてました。
これも上の一本橋と同じ要領でハンドルの上から手を置き、その上の空中に頭を低く置いておくことでグリップを握らなくても操作することができます。
ということは、曲がっていく前輪と身体が離れずに動けるということで、これができるとどんなところでも安定して曲がれるということです。
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今回は、クロスカントリー系マウンテンバイクでのバニーホップをご所望な方とかも。
普段はサドルも高くビンディングペダルなところを、ひとまずサドルを下げフラットペダルに換装し、現状をチェックからです。
寺子屋お約束の『キッカケ板を使ったマニュアル&ジャンプ』の練習。
↑の写真は前輪が板に当たる前の「一旦頭を前に突き出した」姿勢です。
もうちょっとおしりを後ろに残しつつアタマだけ低く前に出てから後ろへ退く(&引く)ようにすると(諸々説明を省きますが)前輪が上がりやすく、その後に後輪も跳びやすくなります。
また、おしりもサドルの前に出て低くなってますので、このまま身体を後ろへ引こうとするとサドルが高いと腰の動きがサドルに当たってしまいますね。
アドバイスとしては『アタマ”だけ”』を低くする感じと、そのために足の付け根で身体を折り、へそを地面に向けるように(またはへそでペダルに乗るように)乗ることを意識してもらいました。
あと、いきなり前に行かないで、最初に低い姿勢作ってからですよってことも注意して動きました。
いきなり前に動き出すと、やっぱり腰も落ちてしまいがちです。
途中から、ビンディング&サドルを上げてレース仕様にしてもらって、再度同じ練習を。ビンディングつけるとすぐ頼っちゃうんですよね(笑)
それでもたくさん動作の感触を確認し覚えてもらえたようでよかったよかった。
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さて、もうひと方、バニーホップを。
こちらは上の方とは対照的なジャンプバイクです。
バニーホップの前にマニュアルを続ける練習もしてたんだけど、どうもまくれ(ひっくり返り)気味になるのがお悩みだったので、バニーホップはあまり後ろに引っ張らなくて良い形のを練習することに。
この動画の『上下動で跳ぶバニーホップ』の方です。
ちなみに上のXCバイクの場合は『前後動で跳ぶバニーホップ』となります。
※ 動画での自転車は、サドルが低いのでまたちょっと形が違います。
BMXや前輪の上がるスピードの速いジャンプ/ストリートバイクでは、その上がりやすさとスピードに身体自身のジャンプ力を合わせて高く跳ぶことができます。
この跳び方をしやすいバイクの条件としては『チェーンステー短い&ステム短い&BB高い』です。
サドルが低いからしっかりしゃがめる=大きく跳べるっていうのも大きな要因ですね。
コツとしては、最初に身体を一度上に浮かせてから落とし、ペダルを踏みつけた反動(反力)を使ってより強く上に伸び上がる感じです。
伸び上がり始めるまでは体力測定の『垂直跳び』みたいな。
ただ、動きをなぞるだけではなく、メリハリつけてしっかり動くのもコツのひとつ。
じわ〜って動いても力は生まれないし伝わりませんよ。
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ダニエルご所望な方。
初めてだったこともあり基礎から順番に追っていきながら、基本の身体の動きを作っていきました。
写真はダニエルの前のホッピングおさらい中のもの。
身体が動くよりも先に自転車を動かそうとする癖があったので、身体が先に動くように意識して練習してもらいました。
結果としてダニエル(その場跳び)も、「自転車を動かそう」という感じで力みまくっていたのが自然とぴょんぴょんする感じに。
ダニエルで体が固まる方は、同じように自転車だけを動かそうとするか、頭だけ上に跳ぼうとしていることが多いように思います。
しっかり後輪を意識し、頭だけではなく腰も跳ぶ=胴体全部で跳ぶように意識して動くと良いと思います。
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他にも、マニュアルやロックウォーク、ウィリージャンプとか、パラレルからの前刺しとかいろいろとご要望をいただき、それぞれコツとアドバイスを。
休憩時間にはちょっと理屈的なことも話していましたが、やっぱり実践してみないとわかりませんものね。
でも、よく話すのが前屈時に自然と脚の付け根で曲げられるかどうかで、これできるとできないとでは動作に多くの差が生まれます。
普段からちょっと意識してるだけでだいぶ変わると思うのですよ。
自転車よりも重たい自分の身体。
姿勢変更の自由度が高いのも自分の体です。
直接的に自転車を動かそうとするよりも、自分の体を動かした結果自転車が動く、と考える方がいろいろできるようになると思いますよ。
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ということで、だいぶはしょりましたが7月の寺子屋のレポートでした。
8月は『猛暑が予想されるため』お休みにします。
(毎年そう言いながらやっていたけど初の自主的お休みですね)
暑くても構わない!という方は『私塾』をご利用くださいませ。
→ 私塾のページ
9月の予定はまだ決まっていません。決定したらまたこのブログで発表しますね。
では皆様、梅雨もあと少し(のはず)
お元気でお過ごしくださいませ。