2015年最終『寺子屋&MTBドリル』でした。
最後は雨の心配などまっっっったくない快晴。
朝は若干寒かったものの、昼前にはちょっと動くと上着など着ていられないくらいの暖かさで、練習日和となりました。
以下レポート。
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朝8:30〜9:30の『マウンテンバイクドリル』。
さまざまなドリル(課題)をこなしながら必要な感覚を身に付ける&定着させていく事を目的にしています。
基本的に、まずやってみて、できれば難度を上げ、できなければできない理由&どうすればできるのかを説明する。の手順。
この日のドリルは『後輪ロックスライド』『斜面でターン(スラローム版)登り&下り』『一本橋(段差付き)』など。
これらの課題をひとつづつ順番にみんなで練習していきます。
手前の赤パイロンを前輪通過と同時に後輪だけブレーキロック。カラダは普通に乗ってる状態のままです。
最初はそのまま直進。まっすぐができたら緑パイロンの向こうでターン。
後輪がどうあろうとカラダの正面を行きたい方向に向ける事で自転車が曲がる事を覚えます。
あと、意外と後輪ロックってできないひともいるので「こっちは強く引いても平気」って体に覚えさせる事も目的のひとつ。
(地面を傷めるので良い子はちゃんと対策してないところでやっちゃダメ)
『斜面でターン(スラローム版)』。
最初に登り。ターンはほぼ180°なので、こうした動きになれてないと意外と手強い。
でも、最初は手こずってた方もみんなできるようになりました。
その後に下り。
同じ配置で、できる人はノーペダル(ペダリング禁止)でチャレンジ。
えーっと、ノーぺは結局僕も出来なかったな(笑)
斜面でのターンは、自転車の角度も次々変わるのでとても良い練習になります。
あと、段差一本橋は写真撮りわすれた・・・。
ちょっとアドバイス送るだけでみんな見違えるくらいに上手になります。
意識の持ち方やイメージの捉え方をちょっと変えるだけなんだけどね。
このドリル、休みの日の朝のエクササイズとしてはなかなか良い講座なんじゃないかと自画自賛(笑)
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さて、寺子屋。
寺子屋では、参加者それぞれが希望するテクニックに向け、それぞれに特化して練習。
この日は、トライアル系テクニックやMTBでのウィリーやターンの他、実際にミニトライアルコースを作って練習してみたりする人も。
トライアルコースは競技に参加してみたいとの事だったので、いろいろ言葉で伝えるよりもコース走った方が早いだろうという。
細かいルールはさておき、とりあえずラインを選んだり不規則な場所からの障害に挑むことだったりを経験し、それが楽しかったら競技に出るのが手っ取り早い。
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さて、それでもほとんどの時間はいつも通りのテクニック練。
スパッ!っと曲がるコーナリング希望の方とか、
段差を使った練習をする方々。
ウィリーやバニーホップの練習にキッカケ板つかったり。
要望に合わせ、現状を確認し、言葉や実演で『引っ張ればできる』範囲の事を提案し練習し、必要な動作とそれに伴う感覚を身に付けてもらいます。
成長のスピードは人それぞれですし、言葉の捉え方、考え方や身体の動かすクセなどもそれぞれです。
なにより皆さん自転車が違うので、カラダの動きに対する反応も違ってしまう。
ある人へのアドバイスが、他の人にとっては「余計なひと言」になってしまう事もありますから、突込んだ練習をする寺子屋では個別に練習が基本です。
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キッカケを使った練習では面白いくらい前輪が上がります。
最終的には使わなくても上がるようになるといいのですが、体格・筋力・自転車の特性などから上がりにくい場合、まさにその動作の「キッカケ」となって上がる感覚を教えてくれます。
ウィリーやマニュアルなど前輪を上げて走るテクニックでは、前輪を上げる動作と、上がってから維持する動作の2つの動作があります。
ですから、先に「上がってから維持する」を知っておくと、上げる動作でどの方向にカラダが行けば良いのか感覚的にわかるので、結果的に覚えるのが早いんじゃないかと思っています。
キッカケを使った練習では、タイミングを合わせたりとかの練習も兼ねてて、ダートジャンプ系にも役に立つと睨んでいます。
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この半年くらい推奨してるホッピングの話。
跳ねる系テクニックの場合、どこにカラダを落とし、どこに向かって伸び、自分がどこに着地するのか、を意識するだけでできてしまったりする事があります。
↑これなんかは、両輪潰して前(段上)に伸びる、という動作だけで登れます。
その基礎練習としては「ホッピング」がいいんじゃないかと。
自転車に対して『上』からカラダを落として前後輪に均等に加重、それを上に抜く事で自転車が跳ねるホッピングは、カラダの上下動の基本だと思うんですよね。
だから動画なども作ってみたのですけどね。
→『okp channel How to : シンプルホップと連続ホップ』など
今回要望のあった「クイックコーナー」でも、カラダの上下動によってよりクイックさが増すことを実感してもらったりしました。
なかなか普通に乗ってると必要無いと思われるテクニックだけど、できるとものすごく世界が広がります。その自転車の真ん中と挙動のクセもわかりやすかったりしますしね。
マウンテンバイクでも伸び悩んでる方がいたらしっかりマスターすることをオススメしてるテクニックです。
このドリルとかを体力削らずにできるといいなぁと→【 MTBドリル 】ラインホップ
あ、練習時には「スネガード」付けないとペダルに噛みつかれて痛いですよ。。。
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今回は「基礎」として申込まれた方はいませんでしたが、「初めてのマウンテンバイク」から参加されるのも大歓迎。
マウンテンバイクドリルの方に参加して、僕の指導がどんな感じなのか試して頂いてもいいですね。
次回の『寺子屋』&『MTBドリル』は1月中〜下旬の日曜日を予定。
ご参加お待ちしておりまする〜。
ではまた。