まだカラダの様子見中。
で、昨日はまだトライアルバイクは怖いので、29インチマウンテンバイクを引っ張り出して、ひさしぶりの動画撮影と、土手登りをしておりました。
(今回動画は「坂道でのノーブレーキスタンディング」です。絶賛!?編集中)
さておき土手登り。
三朝温泉の会場で、「登り坂でハンドルがふらつく」というお話をしてくださった方がいて、いろいろその場でお話したのですが、どうも混乱させてしまった様子。
ふらつく理由は「頭の位置が高く、腰が前に移動してしまう」「自転車の後ろで小さくなる」かなぁと推察しました。
で、「ハンドルを上から押さえるように頭を下げる」という対策をお話したのですがうまく伝わらず・・・。すいません。
その方は、随分前の「MTB日和」で紹介した「地面に向けてペダルを踏む」というのを読んで下さっていたようで、頭の中でそれとの整合性が取れない様子。
で、実際に登る所を撮ってみました。
まず、僕が想定した「ハンドルがふらつく状態」二つ
1. 平地のままの姿勢で登り坂に進入
2. ハンドルよりも後方で小さくなる(頭を下げる)
二つとも、カラダの大部分が後輪軸の真上に近い所に位置し、ハンドル(=前輪)を押さえるモノがありません。
で、その結果、、、
前輪がふらついてしまったり、ウィリーしてしまったりします。。。
もう一個、「カラダ全部(特に腰)がハンドルに近付く」というのがあるのですが、フレームが小さくてうまく再現できませんでした・・・。
で、僕が「このバイク」で成功した時の姿勢をみてみると
自転車と対比すると、前の方に乗ってるように見えるかもしれませんが、水平線に対して見ると、それほど前にでている訳でもありません。
本来はもっと上半身を倒して前に預けたい所なんですが、フレームが小さい&ハンドル位置が高くてこれが限界(笑)
上の二つと比べて、頭の位置が低く、前に出てます。
頭が前に出る事で、重心位置が前に移動します。
頭を低くすると、腰が折れ、自然と腰が後方に残るので、ペダルに対しての入力が地面に対して垂直に近くなります。
あ、そうそう、急な登り坂でのペダリングでは、ハンドルをおなかの方へ引付けると力が入りやすいので、それができる姿勢でもありますね。(頭がハンドルより後ろになると難しい)
登りを含む遊び方・走り方をするマウンテンバイクは、ハンドル位置を低くする傾向がありますが、これはこのように登り坂での姿勢を作りやすくするという目的の為ですね。
まあ、やり過ぎると下り坂が難しくなっちゃいますけど(笑)
長々と説明していますが、結論だけまとめると
- 急な滑りやすい登り坂を上る時には
- 地面に対して垂直に踏める所に腰を残す
- 頭を自転車前方で下げる
- ハンドルはおなかに引く
今回のは登りの「極端な例」ではありますけどね。
なので、普通の登り坂にこの要素を利用する時は、ここから要素を抜きだして、加減しながらブレンドしてって事が必要だと思います。
その過程で、ポジション弄ったり、カラダのどこかに注目してみたりって言うのがあって、それはそれでまた楽しかったりするんですよね〜。
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さて、今日ここに書いた事は、
「「僕」が「この自転車」で「この斜面」を「登りきる」という目的」
にとっての「正解」のひとつです。
だって登れたから(笑) やっぱり力は使うけどね。
でも、他にも「正解」はあるかもしれません。
上にも何度も書きましたが、この自転車は、僕にしてはサイズが小さく、またハンドル位置が高く設定されています。
ですから、他の人がこの「フォーム(姿勢)」を見たままにマネすれば良いかというと答えはノー。
要素をうまく取り込みつつ、ご自身の「正解」を見つけるお手伝いになればうれしいです。
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ではでは〜。