動画|『【遊び】いろんなスタンディングで手を離す』について

 3/15の短い動画は、「スタンディングで手を離してみること」でした。

 スタンディング(またはスタンディングスティル)は、自転車に乗って足を着かずに停止しているテクニックですね。
 ブレーキを使ったり使わなかったり、ブロックや壁を利用したりといろんな形があるわけですが、その中からスタンダードなものとちょっと変わったもので手を離せそうなものを選んでみました。

 
■ 前半の(普通の)スタンディングについては、以下の動画を参考に

 ● 前当てブレーキスタンディング
 【自転車ドリル】ブレーキスタンディングで10秒
 ● ブレーキを使わないスタンディング
 【 How to 】坂道で「ノーブレーキスタンディング」
 ●前当てまっすぐスタンディング
 【 How to 】坂道で「ノーブレーキスタンディング」
 

 スタンディングで手を離すということは、反対に言えば「話した手以外の場所でバランスを保つ」ということですね。
 ですからいきなり「離す」と考えないで、離す直前まで少しづつ他の部位だけでバランスを取れるように力を移していき、離す手がバランスを取るための仕事をしなくなる。結果として手を離しても大丈夫なようにする、と考えます。

 スタンディングする時、ひざを大きく曲げて足全体を動かしてペダルを押し踏んでいると安定しない傾向があります。
 そういう場合、肘を曲げ頭を低く構えているような形になってることも多いですね。
  普通の? スタンディングの時は前ペダル側のひざは伸ばしてしまって、足首から先で「加減」をする感じにできると良いと思います。 「突っ立って乗る」くらいの感じですね。
 ひざでペダルを抑え、足首から先だけで力加減を調整します。

 「前当て系」で苦戦するときは、身体が後ろに退けている可能性があります。
 前タイヤの当たっている箇所か、前タイヤの接地点を真上から見下ろすくらいの位置に頭を置くようにすると、自然と当てているものに持たれるような形になり安定します。

 

 後半の「足を前タイヤに当てて立つ」は、最初から片手を離す必要がありますが、しっかり座るので、普通のスタンディングとはちょっと違った感覚です。
  タイヤに対してあまりにサドルが低いと足をタイヤに乗せにくいので、少し高めにしてください。
 また、ハンドルを切って前に移動する側の手は、さっさと離してしまうと良いです。これは、持ったままハンドルを動かすとハンドルグリップが身体から遠くへ移動してしまうためですね。
 また、最初は止まって足をついた状態から行うと覚えやすいと思いますよ。

 片足でタイヤを転がす時には、動画中にもあるように、ペダリングで進む力を、足で直接タイヤを動かす力で調整します。手を離す前なら前ブレーキも使えますね。
 タイヤに乗せた足で軽くタイヤを前に押すと、ハンドルが前ペダルの膝に当たるくらいのサドル位置が良いと思います。
 ハンドルがフラフラしないようになり、ペダリングとタイヤに当てた足で左右のバランスを取りやすくなります。
 あまり大きく動かさないようにするのも大事ですね。

 両足を前タイヤに当てる時には、手前に来たハンドルグリップを、両足の間に入れてしまいます。足に当てないのでその分フラフラしますが、当てると足が前に出しにくいのでしょうがないですね。
 その分、両足ともにタイヤをちょこっと前に押すようにしてステアリングを安定させながらこまめにバランスを修正するようにします。

 座っている状態で、その下にある自転車が左右に動くので、ローラー(筒)の上に板を置くバランスボードみたいになります。
  身体の下にある自転車が、傾いた時にどっちに走るのかなどを考えながらすると良いと思いますよ。

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 手を離すことができるなら、離さないでするスタンディングは余裕になるんじゃないかな、という安易な発想ではあるのですが、やってみると「ここのバランスはこれでできるな」みたいにいろいろと気がつくこともありました。
 まあ、取り立てて必要なものではないのですが、おヒマな時にでもどうぞ。

 では、また。