「5の倍数日にアップする短い動画」ここ2回は続けて「こぎ上げ跳び」でした。
一つは「こぎ上げ跳びで方向を変える」↓
もう一つは「こぎ上げ跳びで幅跳び」です。↓
「こぎ跳び」に限らず、方向を変えたり進んだりするときには、「まず顔を目的地(方向)に運んで、身体・自転車がそこに揃う」イメージが良いと思います。
「前幅跳び」動画の方でも触れましたが、最初に「着地で自転車を前に突き出したイメージ」で動作をすると、低く直線的な軌道で動くことになります。
基本的に、タイヤを浮かせて移動させる時には、着地で「浮かせたタイヤを上から置く」ようにすることで、跳ぶ軌道が放物線状になり、より距離や正確さがアップしますよ。これは、ひねる方でも同じです。
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「こぎ上げ跳び」は、ペダリングを伴うアクションの中ではとっつきやすい(と思ってる)ものです。
これからという方は、以前書いたようにこんな感じから始めるといいのかな、と。↓
ウイリーを長く続けるよりもよっぽど簡単(だと思う・個人差があります)。
■「こぎ跳び(オットピ)」と「こぎ上げ跳び」の違い
トライアル競技中に移動するのに使ってる「こぎ跳び(オットピ)」は、前タイヤを浮かせないことの方が多いですよね。
両輪が地面(または岩など)についた状態からこぎ跳んで、両輪で着地します。
あれ、最初けっこう難しいんですよ。
「ホップ(跳ぶ)」と「こぎ」のタイミングが合わなくて、跳んでからこいで空転してしまったり、ペダルこぐだけで跳べなかったり。
ちょっとできても、ペダリングで前に進む自転車に身体の移動が伴わなかったりもしますね。自転車だけが進んじゃうタイプです。
その原因は、低く前に跳ぶ自転車に合わせて、ライダーも低く前に跳ぶ(移動する)ことが必要になるからで、それをスムーズに行うためには「こぎ上げ跳び」よりもちょっとだけ余分な動作が必要になるからです。
その余分な動作とは、「身体を後ろから前に移動させる」&「後ろ→前の移動の間にペダルを踏み込みながら跳ぶ」ということです。
「こぎ上げ跳び」では、最初は「後ろ下→真ん中上」くらいの移動量で済みますし、ペダリングタイミングも身体の動き出しと同時なのでシンプル。
ですから「こぎ上げ跳び」の方が「こぎ&跳ぶ」という感覚を掴むのに良いと考えています。後ろタイヤで立つ練習にもなりますからダニエルにも近づきますしね。
(先に「こぎ上げ」などの練習は必要。前出の記事で解説しています)
「こぎ跳び(オットピ)」は、「こぎ上げ跳び」の後にちょっとづつ前タイヤの上がりを抑えるようにして身体の動きを覚えるとか、低い段差に前タイヤの高さを合わせて載せるように跳ぶ練習をする(できればそこで静止)と自然に身につけていけると思います。
もちろんそのどちらも使い分けできるように、動作はきっちり分けてイメージできるようになるといいですね。
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今回は、「こぎ跳び(オットピ)」と「こぎ上げ跳び」の差は、あまり意識されてない方もいるので触れてみました。
書き終わってから、よく考えたらこれも動画で撮れば違いがわかりやすいのかと気がつきましたが後の祭りなので、またそのうちに撮ってみます。
参考になれば幸いです。
では、また。
あ、ここにアップしてるような動画は、各SNSに同じものをだいたい同じタイミングでアップしてます。ここで取り上げないものもあるので、もしご興味あればそちらもご覧くださいませ。