先程もpostしましたが、
MTB全日本選手権クロスカントリーの観戦に行ってきたのです。
今、撮ってきたビデオ見返してましたが、
なあんか胸が熱くなってきましたね。
見ていたのはエリート女子、そしてエリート男子の2クラス。
全日本選手権というのは、その名の示す通り、
「このレースに勝った者が『全日本チャンピオン』になる」と言うことです。
だから、選手はここに照準を合わせ調整してきますね。
この日は高原にある富士見パノラマスキー場といえど、
梅雨明けの強い日差し。どんどん上がる気温。
長距離競技には過酷といっても良い条件。
選手達の走る姿に、興奮した。
まったく日陰のないゲレンデの登りで、
荒い息をなだめながらペダルを回し続ける選手。
まさかあの自転車で?と疑いたくなるようなスピードの下り。
自ら定めた仕掛け所で周りを置きざりにし引き離す。
相手の視界から消え追いかける気力を奪わなければ、
今度は自分が抜かれてしまうだろう事を知っている。
なぜなら、これまでの長い競技生活の中、
数多くのレースで、見失う側を何度も味わっている。
最終周回、暑さにやられ、何でもない直線の下りでの転倒。
全力を絞り出した証拠。3位。
レース中盤から二番手を一人旅する選手。
後ろは気にしない。ターゲットは前を往くチームメイト。
ジワジワ追い上げようとする矢先、メカトラブル。
そして半周後またメカトラブル。それもレース。
二度のトラブルにも関わらず、差は2分40秒。
また来年。レースが終わればいつもの平和な笑顔。まだ若い。
リードしながらも決して油断せずさらに自分を追い込み、
ゴール後に倒れる3連覇チャンピオン。
表彰台での涙。
ディフェンディングチャンピオンのプレッシャーとプライド。
リザルト速報はこちら→http://jcf.or.jp/?p=12975
こんな感じのエリート男子。
日本最高峰のレース。
誌面に取り上げない専門誌どうかしてる。
現場にきてほしいね。そしておおいに語ってほしい。