ウクライナのこと(2022.2.26 記)

 ロシアの軍がウクライナへ侵攻しています。
 プーチン大統領が、どのような意思を持って何を求めているのかはわかりませんし、わかるつもりもありません。

 わかるのは、いろいろと生活の悩みなどはありながらも概ね平穏であったはずのウクライナに住むひとりひとりの生活が壊されているのだろうということ。そして、以前の生活を取り戻すことはとても困難だろうということです。

 戦争は、それに関わるあらゆる人を人として存在することを無視・否定することです。
 それは、武器を使う人も、武器によって倒れる人も、それらの人の家族も、人として倫理的に行動すること、当たり前に平穏に暮らすことを否定し、否定され、実際の生活もその尊厳も理性的な社会も壊し失わせることだと僕は考えます。

 武器の力に限らず、力によって相手の意思を挫き成し遂げようとするのは身勝手な行為です。そのようなことは受け入れることができません。そしてやめてほしい。

 すでに壊れてしまったものを元の通りに戻すことは難しいだろうけど、まずはこれ以上壊さないでほしい。

 だから僕はプーチン大統領の軍がウクライナの国土からすぐにでも撤退してほしいと願っています。

 そして、ウクライナに住む方々が速やかに穏やかな日を取り戻すこと、それぞれがそのできる範囲においてその手伝いができることを祈っています。


 すでに、ウクライナに向けての寄付による支援を行うことが可能です。

● 在日ウクライナ大使館による寄付金口座

三菱UFJ 銀行 広尾支店 047
普通 口座番号0972597
名義:エンバシーオブウクライナ

 ウクライナ政府の対応(市民を巻き込み総力戦など)について不満や不審を感じてる方や、状況によって無駄になるのでは?と思う方もいるかもしれません。
 そういう方は、直接政府にではなく現地赤十字や国連などを介してというルートもあります。

The Ukrainian Red Cross(ウクライナ赤十字)

https://redcross.org.ua/en/donate/

※ 英語サイト
(日本からはサイト下部にある「Donations from outside of Ukraina」をクリックして現れるページより)
※ 支払い:クレジットカード:通貨 $・€・UAH

UNHCRユーエヌエイチーアール(国連難民高等弁務官事務所)

https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine#_ga=2.207275795.1669068941.1645771773-424408125.1645771773

※ 日本語サイト
※ 支払い:クレジットカード/コンビニ/ゆうちょ/ペイジー(インターネット)
※ 通貨 :円

● 国境なき医師団(MSF)

https://www.msf.or.jp/donate/

※ 日本語サイト
※ 支払い:クレジットカード/コンビニ/ペイジー(ATM・インターネット)他
※ 通過:円


 今後もウクライナの情勢については様々な情報が流れることになるだろうと思います。
 すでに、SNSでも誤報やデマ・フェイクの映像・画像なども飛び交っているので、目にした情報をそのまま拡散してしまうことは控えた方が良い状況だと考えています。

 その判別は難しいのですが、そのような情報を広めることで人の認識が歪んでしまう可能性が考えられ、迂闊に拡散することは控えた方が良いだろうと考えます。

● 《参考》Google “Fact Check Tools” 画像・動画ファクトチェック
https://toolbox.google.com/factcheck/explorer/search/Ukraine;hl=en?hl=ja
※ リンク先は検索『Ukraina』で設定されています。
  気になる情報は、他の単語を入れると検索されます。
※ 『****** rating: False』の部分『False(嘘)』『Mostly false(おおよそ嘘)』

 また、世界中に暮らしているロシア国籍の方が、ただ国籍や出自がロシアということで非難されたり排除されたりすることがないように願っています。
 侵略・戦争は『国家』の行いであって、そこに暮らす人の行いではないですよね。

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 正直、21世紀にもなって、大義名分すらなく「侵略」が起きるなんて思ってもみませんでした。僕は、これは「戦争」ではなくただの「侵略」だと思っています。

 僕のような遠くの国に住む一介の市民が、ブログで「お気持ち」を表明したところで何が変わるわけでもないのは承知しています。
 でもこれを黙って何もなかったように振る舞うこともできそうにない。

 だから、僕は今回のことをずっと注視していくし、忘れることもしない。

 ただ、そういう宣言をしておこうと思ったのです。