レポート:12月の寺子屋でした(2019年12月)

今年最後の寺子屋でした。

参加者さんそれぞれが自分のペースで練習できるレッスン=『寺子屋』です。そういう進行の都合上、どうしても定員は絞られてしまうのですが、なんとか

さすがに12月ともなると、朝起きてみると車のフロントガラスは凍ってて・・・

でも、いざ始まってみると良い天気。

動いていると暑い。Tシャツになる人もいたりして。
寒いんだか暖冬だかわかんないですね。

ということで午前の部だけの開催となりましたが、とても動きやすい寺子屋となりました。

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この日の寺子屋もいろんな自転車と目的を持った人が集いました。

寺子屋の最初は、自転車に乗らず準備運動から。寒くなってきたので丁寧に。
準備運動では、体の動きのチェックや、自転車に乗ってる時はこんな感じで〜とかって話も入れながら進行しています。

その後は自転車を使った準備運動。
この日は、斜め板を利用しても前タイヤを浮かす=マニュアルの練習にしました。

木材に立てかけた斜めの板に、前タイヤをぶち当て、その後後ろタイヤが当たるまで耐える練習。
寺子屋でのマニュアル練習ではかなり昔からの定番で、すでにできる人は二つ続けてちょっと忙しくしてみたり。

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ここ数回参加いただいていて内容ほぼお任せいただいている方は、このウォーミングアップからそのままの流れで基本のジャンプへという感じに進行。
(写真はないけど低めのジャンプ台での練習)

自転車上で大きく体を動かすことから慣れていただいているし、ご本人も長い間乗っておられるので、ちょこちょこっとレクチャーし、乗ってる自転車ならではのクセ&対策をお伝えしたら、力の抜けた自然なジャンプを習得しました。

ご用意できたのが低いジャンプだけなので、今後はもうちょっと高いジャンプなども経験してもらいながら、ふわっと浮く気持ちの良いジャンプを身につけていただければいいな、と思っています。

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寺子屋&トライアル経験の方々(一番上の写真のお二人)は、ちょっと地味目に段差に前輪を乗せてのホッピングから。

この時にハンドルにどのように手を置くかによってバランスやそのあとの動きがものすごく変わってきます。

段差に前輪乗せた状態から後ろ向きにダニエル(後ろタイヤだけで跳ねる)でぴょんぴょん。
自転車が水平の状態から前輪を上げるよりは労力が小さくて済むはずなんですが、良いところに乗れてないとフラフラしたり後輪が跳ばなかったり。

前のタイヤを腕で引き上げようとせず、背中全体で後ろへ下がっていくのがミソです。

同じく前輪を段差の上に乗せてから前輪を転がして段差の上に乗る練習(こちらからの提案)をされた方も、前輪を乗せた状態でのハンドルの意識などから再確認しつつ、フォームの見直しから。
実際には、フォームは結果であって必要なのはその状態になる時の体各部の感覚なんだけど、まあそういうのは言ってると長くなるので。。。

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自転車を変えてからのこぎとびダニエルリターンズ。

こぎだす時のペダルの位置や、踏む方向などの再確認。
大切なのは思い切りの良さ。写真の状態からポンっと跳ねるように伸びながらペダルでバイクを前に送る感じ。

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トライアル競技車でのウィリージャンプで高さを出したいってことで、ちょっと見せてもらったところ。

トライアル競技車は簡単に前輪が上がる一方、そのために体を低く構える意識を忘れがち。だって簡単に上がるんだもの。
でも、人の体は高く跳ぼうと思ったら低く構える必要があります。

で、助走での体の高さの見直しと、その際の頭の位置、何よりもペダルの踏み始めの位置の補正で超軽く跳びました。

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他にもそれぞれいろいろと練習しましたが、それぞれのペースで一つ一つ身につけていってもらえたらいいな、と思っています。

できることでもできないことでも、どっちにも理由があるので、そこを見つけどう補正していくか考えるのがこの『寺子屋』での僕の役目かなぁと。
そのためにはいろんな知識と経験と考えることが必要で、アドバイスがバッチリ嵌った時には僕も嬉しいです。

また来月は1/12(日)の開催。
超基礎から割と複雑なテクニックまで、僕にできることであればだいたいカバーします。
皆様のご参加お待ちしております。