レポート:寺子屋でした(2018年10月)

※ 多治見市喜多緑地でのイベントは、市に許可を得て開催しています。

寺子屋のレポートを遅ればせながら。

この日は雨の予報がずれ込み、8時半くらいまで現地は雨で・・・

その後上がったんですが、やっぱりMTBドリルには誰も訪れませんでした。。。

まあしょうがない。

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さて個別レッスンです。

この日のみんなでウォーミングアップは障害物を使ったセクション。

あと凸凹上り坂を登ったり。

んで、『ラインホップ』。これもみんなで。

ラインホップについてはこちらが参考動画となります。
YouTube:【MTBドリル】ラインホップ
ホッピングはこちら→YouTube:【How-to】シンプルホップと連続ホップ

この日ラインホップを取り入れたのは、連続したホップを力まずにできるような動きを身につける目的です。

単発のホップでは手や足で自転車を持ち上げるなどの形でも跳べますが、それが連続したり不規則になると、すぐに追いつかなくなります。
なので、自分のカラダが跳ぶ動作によってバイクを引き連れていくような跳び方を身につけたいな、と

そのためには初動動作によって跳躍の大きさを決め、空中では力を抜いて着地&その次の動作に備え、着地動作がそのまま次の動作につなげられるよう準備できる必要があります。

言葉で表すと難しいのですが、あまり難しく考えずにまずは回数をこなしたり、目標物(今回は木の棒)の間隔を変えてリズムを変調にしてみたりして、目標物に対してちゃんとタイミングを合わせて動けるようにとにかく体を慣らしていくのが早道かな、と思います。

ということで、ポイントポイントでアドバイスを送りつつたくさんやってきただきました。

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こぎのダニエルで一回は飛べても二回目以降に続けるのが難しいという方の練習。

二回目が飛べない理由の多くは、前輪が上がった状態でハンドルにしがみついてしまうような姿勢になることです。
この姿勢になってしまうと、一番の重量物である『胴体』が上下動することができず、身体を浮かす動作に繋げられません。
主な原因としては、
「前輪を高く上げようと無意識に思っていること」
「(前輪を高く上げるとひっくり返るのが怖いので)身体をできるだけ前に位置させようとすること」
などではないかと考えています。

前輪を上げた時の安定する高さは、それぞれの自転車のジオメトリーによって変化しますし、またその後の動作の目的によっても変化しますが、とりあえず身体が低い位置でハンドルにしがみつく=ハンドルを胸に引きつけるような状態は、身体動作の自由度を大きく減らしてしまいます。

で、両輪が地面についた状態からのコギ飛び→ダニエルをするときに、前輪をあえて低くし、両腕を伸ばして肩(カラダ)でハンドルを後ろへ引くようにして着地、その後、前輪をできるだけゆっくり下ろしていくという練習をしました。無理して二度目は跳びません。

これが余裕を持ってできると着地が落ち着き、次の動作に移りやすくなります。
また、ゆっくりと前輪を落としていくためには腰も後輪上に降りていく動作が必要になり、この動作がそのまま再度跳び上がる先行動作になるわけです。

今後、何度も跳べるようになると、その後の目的(高く飛ぶ・遠く飛ぶ・回るなど)によってフォームも変わります。ですからこのフォームも一つの形・通過点です。

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ホッピングについて。

跳ぶための力は、地面を(自転車を通じて)押して上に伸びあがる動作によって生じます。

動作の流れとアクセント(沈んでからの伸び上がり)は自分の身体だけで行う動作に近いので、普段でもそうした動きをちょっとやってみるといいのかな、と思います。

この時に必要なのは、スロートレーニングで培われるような伸張性収縮の動きではなく、バリスティックトレーニングで培われる『初動のスピードとフォロースルー』の動作です。

参考はこちら
[blogcard url=”https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/071200056/”]

例えばスクワットジャンプとか。(動作を覚えるだけなので自重で十分)
フルスクワット(太ももが水平になるスクワット)からのジャンプではなく、ハーフスクワット(ひざの角度が90°くらい)からのジャンプくらいで十分。
膝を深く曲げることは筋トレであって跳躍動作にはあまり関係ありません。余分な負荷です。
慣れたらシザースジャンプ(脚を前後に開いてスクワットしジャンプ。浮いてる間に足の前後を入れ替える)を。これもひざの屈伸を少なめで。空中での動作が入ると、自然とフォロースルーになるのでは?と考えています。

話を寺子屋に戻します。。。

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こちらは、あまりスピードをつけないでのドロップオフジャンプ。
この日の練習目的は後ろ跳びダニエルとマニュアルだったんですが、どうも身体の前後移動が小さいのと、体力的にキツイので、思い切り身体を動かす動作を練習にスイッチしてみた次第。

あまりスピードを出さずに段差に進入、前輪が段差のカドに差し掛かったところで思い切りよくバイクを前に突き出し、後輪が落下を始めたら元に戻ります。
イメージとしては、後輪が落ち始めるところまで前輪を前に突き出す感じ。
理想としては、着地面に前後輪同時着地できるといいなと思います。

スライドショーには JavaScript が必要です。

↑ちょっと体の動作が小さい感じ。
もっとアタマ(姿勢)を低くして、前輪がカドに差し掛かったところで思い切りよく前方に突き出します。

見本はこんな感じ↓

スライドショーには JavaScript が必要です。

自転車の大きさや体格差もあるので、あまり見た目の違いを指摘するのも野暮なのですが、、、
ハンドルに対しての『アタマ』の位置に注目。
あと、動き出す前と後の頭の高さも大事です。

僕の場合の『アタマ』は、動き出す前はハンドルよりも前にあり、バイクを送り出したあとには思い切り後ろにあります。
また、その高さは前後であまり変わっていません。

生徒さんは、前後の動きが小さく、また前輪が浮いた時にはアタマと上半身が上に浮いています。
これはおそらく前輪を持ち上げようとしてるからですが、このようにドロップオフの時に前輪(カラダも)を持ち上げるということはそれだけ着地点までの高さを増やしてしまい、結果的に着地の衝撃が大きくなるので望ましくありません。

で、この練習をしばらくしたあと、木造パンプでロールの練習をしたところ、だいぶ前輪が浮いたあとに後輪だけで走ることができるようになりました。拍手。

まだ体も成長途中なので、筋力的に無理のあることをするよりは、こうした動きの中で動作を身につけていけるといいのかな、と考えています。

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このパターンのドロップオフでは、後輪が段差のカドを抜けるまで前輪が落ちなければ良いくらいのつもりで入り、後輪が抜けポトッと落ちるタイミングで身体がバイクの真ん中に戻れるといいですね。

これは、着地面が平地でも練習できるので、縁石くらいの高さの段差で練習できます。
かくゆう僕も、高校の時に学校の通学途中のそういうポイントでよくやってました。
サドルが高いままでもできますよ。

ただし、スピードが上がってきたり、バックサイドが急だったり遠かったりする場合には違う動きになりますので、あくまで低速でのこなし方の一つです。

今日は話が跳びまくってすみません。

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バニーホップやキッカケを使ったジャンプの練習をされる方も。

ジャンプの動作に、どうしても自転車を持ち上げる癖が出てしまうので、ラインホップのあとにミニジャンプランプを使って無理のないジャンプを平地着地で練習。
両輪同時着地を目指します。

この練習では、まず高く飛ぶよりも遠くに飛ぶ意識をしてもらいます。
この意識によってリップ(飛び出し面)の最後までしっかり後輪を走らせる練習になると考えました。
また、いきなり高く飛ぼうとすると自転車を持ち上げそうになりますが、意識が遠くに向くことでそれを防止します。
また、フラット着地では、高く飛んでしまうと着地が痛いので(笑)
前に飛べば、着地後もそのまま前向きに力を逃がしてくれます。

で、その後以前から要望を聞いていた、ちょっとキツい?キッカケのジャンプの練習・体験を。

前輪・後輪ともに『弾けとぶ』感じの角度のあるキッカケ。

要望としては、跳ねた後に脚をたたんで後輪を引き上げる動作だったのですが、バイクを持ち上げる癖が再発するかもという説明をして、ちょっと我慢。

でも、ここまでの練習でだいぶ身体が動く(浮いてから力が抜ける)ようになっていて、このキッカケでも飛んだ時にも身体が硬くならず、空中で手足が柔らかく対応できるようになっています。自転車を持ち上げるでもなく、タイミングで跳べるようになっています。

これから先に、さらにこのキッカケに合わせて身体を高く跳ぶことに慣れ、その後に脚をたたんで後輪の高さを稼ぐような動きを覚えると良いかなと思います。

この覚える順番は、この方の動きや癖を見て考えているもので、決してみんなそうでないといけないってものではありませんので悪しからず。

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この日は他にも、コギ飛び(オットピ)の練習をされる方や、ダニエルでの方向転換などを練習される方もいたのですが、写真撮っておらず、またここまでもだいぶ長くなったので、レポートはここまで。

また来月は11月11日(日)に開催です。

寺子屋 [ 見合わせ中 ]:少人数でそれぞれ個別レッスン

11月11日は、ポッキーの日だとか、プリッツの日だとか、チンアナゴの日だとかいろいろ言われてますが、特典はありません。いつも通りの地味さで行います。

またご参加お待ちしております。

ではまた。

サスペンションがないので前輪弾ける時に「イテッ!」って言ってしまうの図