前回のブログのあと、ちょっと頑張ってブログ書くか!って思ってみた(メルマガにもそう書いた)んだけど、頑張れば頑張るほどコムツカシイことばかり書いてしまってこりゃダメだってふてくされてるうちに時間ばかりが経過してしまいました。
元気にしています。
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YouTubeの方で”ディスクブレーキパッドに油が染みたらどうする?”って質問をいただいたので、こっちにも書いておきます。
ただ、僕なりの対処でしてあんまり大したことしてませんし、もっと良い対処があるかもしれません。
僕は普段のメンテでも効かないって思ったらまず『ローター・パッドに水をぶっかけて乗ってみる』というあんまり余分なことしたくない(ズボラ)派です。
この場合の水は、砥石にかける水と一緒で、パッド表面の研磨を助けるためです。
普段効かなくなる理由は、細かな砂などの粒子状のものやちょっと油脂が表面についたりなので、パッド(ローターも)の表面をこすって削ってやればそれで効くようになるって寸法です。
明らかに大量の油がついた場合は、ローター・パッドを取り外し、ブレーキクリーナーを景気良くぶっかけて吹き飛ばした後、やっぱり水でゴシゴシ洗って取り付けます。
ブレーキクリーナーの代わりにイソプロピルアルコールも良いって話ですけど手に入れるの面倒なので僕はブレーキクリーナーで。
で、再度取り付けた後、また水をぶっかけて乗ってみます。
この段階でちっとも効かない場合はあきらめてパッド交換。
少しでも前よりマシな場合は、そのまま水をぶっかけながらしばらく乗って様子を見ます。
ちなみに油が原因でパッド交換する時にはローターも洗わないと油がパッドに移るので注意が必要です。
以上、こんな感じ。
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ちなみに、「ブレーキ効かない」っていう人のバイクを見せてもらうと、油の有無より調整の方法やパーツのくせ?のせいだったりすることが多いです。
最初はよくても、増し締めした時などにずれたりしますしね。モノによっては。
あと、素材的にミスマッチなんてこともあったりするし。
スピードコントロールするのにメタルパッドは有効だけど、止める(トライアルなど)目的ではレジンパッドの方が有効だったり。
あ、エントリーモデルに多い穴の少ないローターは、穴の多いものに交換すると効くようになったりします。(パッドが削れやすくなってセルフクリーニングが捗るから。当然減りも早くなるのでご注意)
機械式は、ワイヤーアウターケーブルを良いもの(中の金属が縦に並んでるタイプ・シフト用は弾けるので不可)に換えるだけでタッチも聞きも良くなります。中のワイヤーは普通のステンレスで十分。
というわけで油が乗ったかな?って思う前にちょっとセッティングやパーツをチェックしてみてくださいな。
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ということで、書くに困っていただいた質問をネタにした次第。
ではでは。