灼熱の寺子屋でした。。。
言い訳すると、寺子屋前日夕方時点では、当日正午の予想気温は33℃の予報だったんです。
(まぁそれでも十分暑いですが)
ところが当日になったら『マウンテンバイクドリル』開始時の朝9:00で32℃、正午で36度に達してしまい、、、相当休み休みでの練習となりました
[blogcard url=”https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_a1.php?prec_no=52&block_no=1058&year=2018&month=08&day=4&view=p1″]
参加された皆さんお体大丈夫だったでしょうか。。。
とにかく今回のレポートです。
==
朝の1時間での開催『マウンテンバイクドリル』です。
この日は、その後の個別レッスンにも参加されるお二人だけだったので、ちょっと個別レッスンへの要望に踏み込むような内容でお送りしました。
障害物付き一本橋。
写ってませんが、スタートからいきなり狭くなっててしかも下り坂。
何もしなくてもスピードが出て行くので、それに身体が遅れずに動くことが必要です。
最初はノーマル一本橋から、だんだん障害物を足していって「何もせずに踏み超える」身体の場所と感覚を得るドリルになってます。
山を越えて下りながら次の山に向けて曲がり始めます。
この日は、最初の山に入ったらペダリングしないで最後まで走りきれるようにと言う副題もつけました。
コツは下る方へ動作のアクセントを置き、加速する自転車に負けないように体も運ぶことです。
これも定番なんですが、ドロップオフを如何にスムーズに走り抜けるかの練習。
前輪が段差を降りる前に顔でその下をちゃんと見るようにしておいて、落ちていく前輪に身体が引っ張られないようにします。
せっかく頭を下げていても、ヒジの伸展が硬くて引きずられてしまうことがあります。
またハンドルを『持って』しまっていると、前輪が落ちた後にハンドルを使って体をバイクに引き寄せようとする動きにつながりバランスが崩れやすくなったり。
今回のドリルは全体を通して「ハンドルの上から手を置く感覚」と「そのための頭の高さ」を感じてもらうような形になりました。
==
続いて個別レッスン。
今回は『午前の部』だけの募集。午後は暑くて無理なので。。。
それぞれのやりたいことに一直線に向けて練習する『個別レッスン』。
各自がバラバラにそれぞれの目標に向かって練習します。
初めてのお二人は、まず『8の字ターン』で準備運動。
地味なんですが、いろいろ必要な要素が含まれていて、先々役に立つのでだいたいの場合はこれからです。
あと、これやってもらうと癖とかがわかりやすいので。
この日もいろいろあったんですが、まずは常連さんのパラレル横っとび。
横に跳ぶだけではないのですが、パラレルで上手く跳べない人は、前輪を浮かせる動作と身体の伸び上がり動作がバラバラになっていることが多いようです。
「前輪浮かす」→「体が伸びる」→「横に移動する」と言った感じですね。
ですが、大きく跳ぶためには、これらの動作をほぼ同時に始めるイメージ。。。大変ですね。
簡単に言うと、伸び上がる直前の段階でこれらの動作の準備(予備動作)を全て終えていれば大丈夫って感じです。(簡単に言いすぎた)
で、特に横移動では『前輪を顔で運ぶ』=『前輪着地点を上から顔で見る』ことをイメージしてもらいました。
伸び上がる前の体を落とした時点で前輪着地点へ顔を向ける→伸び上がり(前輪あげ)ながら着地点の上へ顔を運ぶ→顔の下に前輪着地です。
これは、本人がある程度『予備動作』をしっかりできるからこうしたアドバイスになるわけで、跳ぶ時に後輪滑ってしまいやすい人には別の指導の仕方をします。(たぶん)
で、結果が上の写真のような状態で、ほんとまあよく跳ぶことで・・・羨ましい(笑)
==
初めてのお二方。
コギ上げフロントリフトの練習中。
いろいろとご要望はあったのですが、やっているうちにお二人で同じことを練習。そんな感じもありです。
最初は「ペダルあげ&頭下げ」からの「ペダルコギ&頭起こし」ですね。
体の動きよりもペダリングの力を利用して上げられるようになるとベターです。
最初はなかなか感じがつかめなかったのですが、片足をついての「素振り」をしペダリング感覚をつかんでからは早かったですね。
さらにこの後、コギ足とは逆の足から動き始める動作を練習し、最後は坂道に10cmの段差を置いてそれをコギ抜けていく練習をしました。
目の前に目標物があるとなかなかタイミングが合わせにくなったりしますが、動作のアクセントの解説だけでだいぶ改善。
なかなかマウンテンバイク力の高いお二人でした。
==
あ、ロールの練習も。
ジャンプ台を向かい合わせにしてより『走る』ようにセット。
ロールは「前輪を上げる」ことに意識を向けてしまう人もいるのですが、前輪を高く上げる必要はないですし、それよりも「後輪を下に押す」ことをイメージした方がうまくいくと思います。
上の写真は、僕(左)と受講者さん(右)の後輪が下りに差し掛かるときの体勢です。
二人の体格は全然違うんですが、ホィール径で相殺(笑)されてるので参考に並べてみました。
受講者さんと比べて僕の方が腰の位置が低く脚が伸びる余裕=ヒザが深く曲がっています。
ロールは、この状態から自転車を加速させるので、この時点で脚が伸びていると「後輪を下に押す」ことができませんし、後輪が走り始めた時に体ごとひっくり返ったりします。
また、ここに至る過程で身体(腰)が落ちている最中なのか上がってる最中なのかというのも大切です。
写真ではわからないですが、僕は落ちてきていて、受講者さんは登り斜面と一緒に上がっています。
一定以上のスピードになると、体重がただそこにあるだけでは登り斜面で上がってきた後輪を「下に押す」のに「体重」がそこにあるだけでは力が足りません。
(脚を伸ばして押そうとしてもその反力に負けて身体が浮いてしまう)
また、腰の位置がそのままで脚だけ伸ばしてもより深い凹形になった場合には、脚のリーチが足りずに自転車が突っ立ってしまうことになります。
なので、予備動作として腰を落として後輪を押す動作をするようにするといいかなと思っています。
この後、何度か腰を落として後輪が走る感覚をつかんだようで、また復習してもらえたらいいかな。
==
他にも、体を使ったフロントリフト、マニュアル、ホッピング、ダニエル、キャンバーコーナーなどいろいろ練習したのですが写真を撮っておらず・・・。
暑い中でしたが、参加の皆様ありがとうございました。
また来月は、9月9日(日)に開催します。
おそらく気温は落ち着くと思われますので、個別レッスンは午前・午後ともに開催。
ご参加お待ちしております!