レポート:寺子屋でした(2018年7月)

昨日に続き、またレポートです。
『マウンテンバイクひろば』の翌日に行った毎月開催テクニックレッスン『寺子屋』。
この日も暑くてねぇ。。。

ものすごい量のドリンクを消費しつつのレッスンとなりました。

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まず朝9:00〜の涼しい?時間は『マウンテンバイクドリル』です。
『ドリル』では、1時間の間に様々な『ドリル(課題)』をこなしてマウンテンバイクを上手に乗れるようになりましょう!ってものです。

はじめは「0スタートからの一本橋」下り坂バージョンです。
狭いところからのスタートで、進んでいってしまう自転車に体が遅れないようにする練習。
慣れてきたら長くしたり、途中に障害物を置いてみたり。
加速していく自転車に体が遅れない&バランスを崩さない練習ですね。

あと定番のスラロームとか。

今回は階段を作ってみたり。

腕を突っ張らずに体へのショックが最小&安定して下れるようにレッスン。

これにパンプを組み合わせ、さらにコーナーを加えてコースにしてみたり。

下り面に合わせて体を動かし、同時に次に向けて動かないといけないので、コツをつかむまではなかなか難しいようでした。

あと段差下りをしたりしてましたね。

『ドリル』は毎回参加される方の様子を見ながら内容を決めていて、僕にとってはなかなか頭の体操に(笑)
自転車でのちょっとした体操みたいにも使っていただけます。

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さて『個別レッスン』は午前のみエントリーがありました。
で、暑くってあまり写真とか撮ってなく・・・今回は少なめでいきます。

今回初参加の方。
初めて参加される時は、どのくらい出来るのかを見せてもらったりしながらになるのでちょっとローペースになります。

ゆっくりからの段差登りで、まずは前輪のコギ上げの練習。
前になるペダルを一旦上まで上げてから踏み込み、その力を利用して前輪をリフト。

この『ペダルを上げる』と言う動作が慣れていないとなかなか戸惑う方が多いんですよね。
僕は、一旦後ろになるペダルを一番下に下ろす=逆足だけで立つくらいのイメージをしてからこぐといいのかなと考えています。

これはこの日参加していた別の方も同じ。こちらの課題はコギダニエル。
この場合、腰を後ろ下へ移動していく時に、一緒に後ろペダルを下げていくような感じにできると無駄ない&体の各動作がうまく連携しスムーズになります。

こちらはジャンプの後輪の踏み切りをスムーズにしたいというご要望。
以前からなんども来ていただいているので、僕も動きの癖を把握しています。

で、とにかく後輪をリップまで走らせることと、筋力に頼らず姿勢制御をする練習として、平地のドロップオフジャンプ(小)→両輪同時着地を練習してもらいました。

これを行うためには後輪の通過するタイミングを感覚的に捉えられることが大切で、これがリップを抜けるタイミングを知る練習になると考えました。
また、自転車を『持って』しまう癖を抜き、ゆくゆくは体がスムーズに素早く動くようになるための基礎練習でもあります。

腕や脚で『自転車を動かそう』としていると両輪着地がなかなかスムーズにならないんですよね。
だからここでは体の移動でフロントリフト(低)から後輪が段差を降りるタイミングで体を戻すと言う手順。
前輪はあまり高く上げない=体を低く構えておくとやりやすいですね。

これの後、斜面のドロップオフジャンプで両輪着地→フラットなジャンプでのジャンプ(上の写真)→ジャンプランプを使ってバックサイドに合わせるジャンプの順で練習していきました。
だいぶ体の力が抜け、後輪がリップの最後まで走れるようになったと思います。

あとはこの後輪が抜けるタイミングに自分の体の伸びる動作を合わせるとより高くより遠く飛べるようになると思います。

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もう一方、ちょっと面白い『強いプッシュ』というリクエストをされた方も。

プッシュの力の原資は、ライダーの体重とバックサイドの角度です。
ライダーの体重を落とし、それをバックサイドに当ててその角度によって前に進む力にする。ってことですね。
バックサイドを変えないとなると、このライダーの体重を落とすスピードとタイミングがその力の全てになります。

で、単純にプッシュの力を強くしようとしたら体を落とすスピードを上げることになるのですが、これは重力に任せるのが最も速い。(ある程度は自転車の重量を超えない範囲でハンドルを起点に体を引っ張るって手も使えないこともないですが、自転車が軽いので・・・)
で、重力加速度を考えると、落としたいポイントに向けてより高いところから体を落とす方が、バックサイドにぶつける力は大きくなります。
超簡単に言うと大きく体を動かせってことですね(笑)

またその伝え方も、柔らかく伝えるよりは、瞬間的に伝える方が瞬間的に伝わる力が大きくなります。
だからって腕を突っ張っていては体の動きが鈍くなるのが悩みどころ。

体を上から落とし、その力を腕・脚で止める。
止めることで落ちてきた力は発現し、それがハンドル&ペダルを伝っていきます。

また瞬間的に伝えることで、連続する動作への対応も早くなりよりスムーズに走れるというメリットもあります。(大きな凸凹ではまたちょっと違ってきますけどね。)

あとは前輪と後輪があるので、その辺どうするかとか。。。

全部含めて簡単な言葉で説明しつつ実際に見てもらいつつ、ちゃんとできるとわかるくらいの手持ちのスロープを組み合わせたドリルを作って練習、そして感覚は摘んでもらえた様子。

よかったよかった。

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なんてことをいろいろとした寺子屋でした。

次回は『8/4(土)』です。
土曜日開催は久しぶりですね。

あ、あまりに暑いので8月は『午後の部』は行いません。
ご希望の方はお早めに。

ではでは。また。