天気の良い寺子屋でした。
最近、雨男期を脱したっぽいです。
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朝のマウンテンバイクドリル。
この日は乗れる人だけだったので、『いぶし銀』的なスキルを磨くドリルを中心にしてみました。
準備運動ついでのちょっと曲がった一本橋から段差の先の一本橋。
内輪差に気をつけつつペダルこぎつつ、段差のガックン!で安定を崩さないように一本橋へ。
最初戸惑ってた方も、ちょっとしたコツだけでパーフェクト。
↑ 斜面を上下するスラローム。
紅いパイロンの倒れてる方を回ります。
曲がりながら自転車の角度が変わるので、ちょっとコツが必要。
慣れた人には超小回り設定して、より難しくしたり。
片側だけ参考→YouTube:okp channel『斜面でターン』
↑ 平地の連続小回りターン。写真は逆走中。
『木の棒』をコーナーの後半外側ラインに見立てて一つ一つ丁寧に曲がります。
これを安定して素早くスムーズに曲がれるようにするドリル。
それぞれのレベルから、さらに上達するためのスキルがあり、シンプルだけど奥の深いコーナリング。
この日の常連さんたちも、さらに一つ二つコツを飲み込みよりスムーズに。
↑ ミニジャンプ台を並べて置いて、この幅だけで180度回頭して戻ってくるドリル。
なかなか戻ってこれない参加者。最初、できない理由がわからない僕(笑)
『慣れ』でやっている細かなスキルが、僕にはあっても参加者さんには無い様子。。。
でも、何度かやるうちにそれが『自転車の倒れる角度だ』と目星がつき、それを伝えたらなんとかできるように。
これもなかなか面白いドリルなので今後入れていこうと思います。
最後はジャーンプ!!
跳ねあげられない角度に仕上げたこのミニジャンプ台。
『飛ぼう!』としないでゆったり浮く感覚って、あんまり体感できる場所がなかったりする。なのであんまり難しいこと考えずに、スピードに任せて浮くことを覚えるドリルです。
「たーのしー!!」って声だけ聞こえてました(笑)
ドリルはこんな感じでした。
1時間でこれだけこなすとけっこうな運動量。
このところは『個別レッスン』の参加者さんのウォーミングアップみたいになってます。
でも、朝ドリルをして、その後他に遊びに行くなんて使い方をしてもらってもいいのかなぁと思ってるんですが、、、いかがですか?
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さて、個別レッスン。
個別レッスンでは、それぞれの参加者さんが『やりたいこと』『身に付けたいこと』に向けてそれぞれの練習する場です。
↑ コーナーが苦手という初参加者さん。
これらの写真の前に平地で『コーナーリング』と『8の字』の練習をして、その後『斜面にあるコーナー』の練習。
こうした斜面にあるコーナーの場合、コーナーの入口と出口で高低差が生まれ、当然自転車も自分もその分を降りるわけです。簡単に言うと、コーナー中に下り坂が急になってるってことです。
普段、あまりそれを意識していないと、コーナー中に自転車だけ下ってしまい、置いて行かれた体が自転車と離れてしまいコントロール不能に。
で、ハンドルから『アタマ』を離さないように気をつけてもらい、常に自転車と一緒に進むようにして課題をクリア。
あと、自分が進む先をちゃんと意識して、『顔』または『鼻』でそのラインをなぞっていくことも大事でしたね。
↑ こちらの初参加の方。写真はホッピングの練習中。
目的は最終的にはジャンプ。
でも、その前にカラダの使い方(くせ)を見せてもらうために基礎的なことをやって見せてもらい、ジャンプで必要なスキルを付け足していきました。
腕や足で自転車を引っ張り上げる動作は、筋力のある方に多いです。
でも、それだけのイメージでは、腕脚の曲げ伸ばしできる長さ以上に自転車は浮いてくれませんので、大きく飛ぼうと思うと腕脚の生えている元=胴体を動かす動作も覚えた方がいいでしょう。
その場合『アタマ(顔)』を動かすことで胴体の動きを促すのが僕流のイメージです。
ジャックナイフやホッピング、マニュアルなどを自分の胴体(アタマ)をイメージしながら、だいぶスムーズにできるようになりました。
最後はジャンプランプでちょっと飛んでみたりもしましたね。
↑ 立ちコギウィリーでコギ上げの練習をする常連さん。
目的は『段差登り』。
トライアル専用車には独特の操作感があり、それに慣れるためにシンプル(地味ともいう)ことをコツコツと。
でも、この練習が功を奏したのか段差に向かっては相当スムーズになり目標にしていた段差もキレイに登れました。
あとはイメージづけをしっかりですね。
↑ トライアルの特有?の『前刺し』の練習。
『前刺し』というのは、段差に飛び乗る(飛び移る)時に、前のタイヤを段差の端に『刺し』て後輪が上がってくるようにし、その後前に進んで段差に登るテクニックです。
正直に言って、僕はそんなに得意ではありません(笑)
僕が普段『基礎』としているジャックナイフと違い、前のタイヤの近くに体を寄せるような動きが必要になります。
また、腕でハンドルを『前に』押して後輪を上げるイメージでは、前輪が段差に登ったあと体が前に進まず(腕で自転車を前に押すと反作用で自分の体が後ろへ下がる)後輪が段差の上まで走ってくれません。
イメージとしては、前輪を刺し〜後輪上がる〜走らせてる間も、ライダーはずっと前に進み続けてる感じです。低い体勢のままで。
初歩的な練習としては、低い段差へのダニエル飛びつきから両輪着地でそのまま進むなど。
徐々に前輪着地に移行していくのがいいのかなと思います。
ただやっぱり、段差に向かって顔を近づけていくような動作になるので怖いイメージがつきやすく、ちょっとづつ確実に、ですね。
あー、本人の練習写真撮り損ねてました。。。
今回ジャンプ台を間に合わせた理由は、この『ランプ(ジャンプ台みたいな台)の上で後輪タップ』の練習を希望された方がいたからでした。
登り面のアール(曲げ角度)に合わせて前輪をあげて、後輪がその端にいったところでぴょこっと飛び、上で後輪だけで立つ。
希望者さんは上がるところまでは大丈夫だったのですが、ブレーキをかけて後輪を止めるところで手間取りました。
対策として、コギ上げウィリーやマニュアルしてからブレーキを使うことなどを再度練習。これはまたちょっと宿題ですね。
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『個別レッスン』は、みんなガシガシ練習しているかというとそんなことはなく、ほとんどこの日しか練習しないっていう参加者さんもいます。
僕はそれもいいと思ってます。
ご自身の趣味ですから、ご自身のペースで。
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次回は、『4月15日(日)』を予定しています。
まだ許認可とってないので(汗)準備でき次第またご案内しますね。
ではでは。