先週末は、土曜に『マウンテンバイク広場』『リトルバイキング』、日曜に『寺子屋』でした。
順番が前後しますが、まずは『寺子屋』のレポートから書きますね。
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寺子屋の朝は『マウンテンバイクドリル』です。
マウンテンバイクドリルは、課題=ドリルをこなしていくことで、マウンテンバイクのコントロールの上達を目指そう!というものです。
この日のドリルは『後輪スライドターン』『ガタガタセクション』『段差降り』『濡れた急坂登り』『濡れた急坂下り』でした。
↑ これは後輪ブレーキをガチっとかけて後輪が滑り出してから前輪と一緒に曲がっていく『後輪スライドターン』
→お手本『YouTube:ちょびのり#9″ブレーキングターン”』
段差を降りる基本として「先に落ちる先を覗き込んでおくんですよ〜」の図。
この写真の前に、まず下に補助台を置いて段差を小さくして練習しました。
ドリルでは、「何をする」「どうやってやる」の説明の後は、実際にやってみながらのアドバイス。
最初の説明さえ聞いていれば危険度の低いことを中心に行っています。
時間としては1時間なのですが、走り回ったり踏ん張ったりするので結構な運動量になりますよ。
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さてこの日の個別レッスンです。
今回もちょっと参加者少なめだったので、一人一人みっちりな感じになりました。
前輪コギ上げの段差登り練習。10cm。
この後、段差の上から後輪から降りるというのをご希望。
コギ上げ自体はあまり問題がなかったのですが、前輪が段差に登った後に後輪がぶつかってしまいます。
なので、前輪が段差に乗ったあとに「後輪が段差に乗った時に自分がいる位置」まで自分が一気に伸びることで、『後輪から重さが抜ける』&『体の移動で自転車を連れて行く』ようになり、後輪がちゃんと乗ります。
あとは「前輪をあげる前」「前輪が段差に乗ったあと」にボールが弾むように体を落とせるといいですね。上向きの力が大きくなります。
段差を後輪から降りるというのは、要するにジャックナイフターン(後輪をずらすパターン)です。
→参考:『YouTube:ハンドルを意識したジャックナイフターン』の後輪をずらすところ
段差から後輪だけ下ろした時は後ろにひっくり返りやすくなります。
対策として、後輪が浮いている時から前輪に体を預けている意識を忘れずに、着地した時も前輪の上にも体を被せるようにすると安定します。
これも上の動画のジャックナイフターンがちゃんとできれば、さして難しくないはずです。
この日は滑りやすかったのでちょっと苦労しましたけどね。
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そのジャックナイフ。
こちらはもういろいろ出来るんですけど本人の希望もあり、基礎からいろいろとチェック。
僕の説明でよく使われる『顔の方向』について、ジャックナイフで安定感の違いを体感。
その後も、段差にまっすぐ登ったり横から登ったり、プッシュしたり、きっかけ板を使ったマニュアルの導入〜ジャンプまでとたくさん頑張りました。
ドリル・午前・午後全部参加するのはさすがに頑張りすぎな気もしますけどね。。。
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さて、こちらは常連さん。ウィリージャンプ。
最初に、この写真とは別の場所で、登り坂からの段差に向かって練習。
これは、最初に前輪が浮いているので前輪が上がりやすい&体も上向きに移動しているのでやりやすいという理由があります。
ちょっと勢いが必要ですけどね。
助走が平地になると、跳んで上がる分はペダリングと体の動作で作る必要があります。
段差が低いうちは『前輪を上げてからのジャンプ』が楽にできます。
これ↑の1個目の方ですね。
逆足のペダリングのトルクを利用して前輪を上げ始めるんですが、この上げ始めの時に一緒に体を落として上に跳ぶ力をためます。要するにスクワットジャンプです。
このあとの跳び上がりで、自転車を引き上げようと後ろ(進行方向の逆)に引っ張ってしまうと、自転車が段差の上まで飛んでくれないので、意識としては、段差に自分自信が『上から』着地するイメージが必要になります。
他にもダニエルで飛び降りダニエルで着地するという練習も。
この時も後輪に意識を向けるために実際に『後輪を見る』ようにしてみます。
なんとなくではあるんですが、なんとか感覚はつかんでもらえたんじゃないかな、と。
僕は小学生に体への負担が大きなことはあまりさせない方針なので、この参加者さんもこれまであまり筋肉に頼らず動作とバランスでできることを主にしてきました。
ですが、それだけでは上限が見えてきたこと、そろそろ体もしっかりする年頃になので、ちょっとづつ筋力も利用した動きに移行していけるかなぁと思います。
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とまあ、以上のような感じでした。
先月、今月とちょっと参加者寂しい寺子屋です。
次回は『3/4(日)』の開催。
ご参加お待ちしております。